新人看護師教育について
新人研修の「他とは違う4つの魅力」
魅力1 少人数で育ち合う
新人看護師10名程度と介護福祉士・セラピストや事務で集合研修します。職場を離れて終日、少人数で研修するので、同じ時間を共有し、支え合って1年間を乗り越えます。
魅力2 基礎看護からしっかり学ぶ
院内看護の手順に沿って基礎看護から演習します。4月から集合研修を始め、職場に配属され1週間に1回から、2週間に1回、8月からは1ヶ月に1回の研修で、徐々に職場に慣れていきます。
1年間を通して研修内容を職場での実践に合わせたプログラムにしています。
魅力3 チーム医療で育成する
医師をはじめ他職種による講義や交流を通して、研修後もコミュニケーションがとりやすいようにしています。「やきそばの会」では研修後夕食を差し入れしてもらい、ミニ学習会をしたりハイキングに行ったりします。
魅力4 地域に根ざし、寄り添う看護をめざす
講義や演習だけでなく、シャドー研修、診療所や介護施設研修、ローテーション研修などを通して患者の入院前~退院後のイメージをつけることができるようにしています。
新人研修指導体制について
育つこと 育てること 育ちあうこと
アットホームな指導者をめざします
手厚いサポート体制があるから安心して成長
教育責任者から一言
看護師として1年目は基礎的な知識技術を身につけ、高齢者や病気・社会的問題に悩んでいる方にも寄り添い、優しく援助できる人に育てていきたい。2年目には入院から退院後も健康的に生活できるように援助することができるような研修をすすめています。3年目になると、自分で疑問を持って調べていく自己教育力をつけて、キャリアアップできるよう3年間の教育研修を確立しています。
その間、教育担当者・プリセプターや職場は「丁寧に、惜しみなく、個別性を重視して指導できる力」を養っています。また他職種との集合研修を行うことで、同期の仲間がお互い支え合い、チーム医療につながっています。「今日行く」から「共育」そして「教育」をめざし、看護師としての喜びを感じることができるよう援助したいと思っています。
新人看護師教育担当者から一言
看護師として働く12年間のなかで、出産・育児を経験しました。
育児と仕事の両立をきちんとやりたいと考えて気負っていた頃、上司や先輩方から、「力を抜いていいんだよ」とアドバイスをもらいほっとしました。そんな中で教育担当者になりました。
教育担当者は、現場での直接的な指導・教育だけでなく、他職種との連携を図り、教育計画を立案し様々な集合研修を行うことで、1年間の教育体制を作っています。
指導している上で質問や「なぜですか」と聞かれてもっと勉強してわかりやすく説明しようと努力する私自身も一緒に成長させてもらっている事を実感します。
この経験を活かし、これからも院内教育の充実を図るとともに、新人教育担当者として、新人職員(プリセプティ)とその指導者であるプリセプターの支援を行って指導力を向上していきたいと考えています。
新人実地指導者から一言
看護師になってからずっと8年間コープおおさか病院に勤めています。
新人の頃は不安や悩みが多かったですが、困ったことがあれば先輩看護師が優しく教えてくださり、親身に相談を聞いてくれたことで辞めずに今まで続けてくれたと思います。その時、大切にされた自分を振り返りながら、新人のプリセプターとして指導にあたっています。
出産・育児のため1年間休暇をもらい復職しました。子育てと仕事の両立がうまくできるか不安が大きかったのですが、周りのサポートや職場の理解もあり子育てをしながら楽しく働けています。
新人看護師
昨年クラスのみんなの就職が決まっていく中でちょっと焦っていた頃、看護学校の先生に紹介されました。 見学に来たとき、今まで見たどこの病院よりも明るい雰囲気を感じ、休憩時間に同じ学校の先輩が親身になり自分の話を聞いてくださり、ここで働きたいと「ピン」ときました。新人研修では共に支え合う同期と出会い、本当の妹のように接してくださるプリセプターに出会えた事が、本当に良かったと思います。 毎日患者さんの笑顔と、病状が良くなったときに一緒に感じる喜びを大切に、これからも笑顔を忘れずに成長したいと考えます。入院中から患者さんが安心して退院生活を遅れるよう支援できる看護師が目標です。
新人研修のダイアリー
新人看護職員研修の目標
- 社会人医療人として自立する
- 安全安心に看護技術を習得・実践する
- 自部署の役割を理解、チームの一員として業務を行う
- 患者の立場にたち共感し寄り添う看護師をとらえる
入職後2週間は毎日研修を行います。看護師・介護士・セラピストが、自分の目標を明らかにして、これから共に仲間として支え合うことを実感します。内容は、移動・移乗・感染予防・食事・清潔など、基礎看護から当院の手順に添って演習を行います。2週間後からは週に1回集合研修を行い、徐々に職場に慣れていくようなプログラムにしています。 |
集合研修は月に1回になり、輸液ポンプや人工呼吸器・救急時の看護を学び、夜勤見習いに備えます。疲れがでてくる時期に、保健師を講師に、メンタルコントロール・カウンセリングの学習と体験を行います。新入職員の交流の場である「焼きそばの会」では、新人職員を励ますために、研修後、食事会をしたり、野球観戦に行ったりします。 |
ローテション研修を実施、診療所や介護施設へ見学に行き、患者さんを入院前から退院後の状況まで理解できるようにしています。業務を一人で行うことが増える頃、安全についての学習とKYT研修を行います。「焼きそばの会」では紅葉ハイキングにいき、教育担当者や医師たちと交流します。 |
まだまだ不安な気持ちで夜勤業務にも入りますが、1年間で何かに自信を持つためにケースレポートをまとめます。日常業務に活用できるテーマについて学習し、自職場のことや、患者さんにどのように対応しているかをまとめます。ケースレポート発表会を通じて、2年目の学習に役立つようにと考えています。2月の修了式では、職場長も参加して1年を振り返り、修了証書と記念品を贈呈します。それぞれに一歩進んだ達成感がみられる新入職員の笑顔はとても輝いています。 |
新人看護師の外部研修の受け入れ
当院では新人看護師研修を公開し、公募による受け入れを実施しています。
受講を希望される方は、お気軽にご連絡ください。
新人看護師研修の目標
- 社会人、医療人として自立できる
- 安全安心に看護技術が習得実践できる
- 病院の中で、自部署の役割が理解でき、チームの一員として日常業務が行える
- 患者の立場に立ち、共感し寄り添う看護をとらえることができる
対象者 | 免許取得後、初めて看護師として就業した者 |
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申込人数について | 参加人数10名程度 |
申込期限について | 各研修開始日の1週間前 |
受講料 | 無料 |
申込方法 | 電話またはFAX(施設名・氏名・参加する研修をお知らせください。) |
申込先 | コープおおさか病院 研修担当まで Tel:06-6914-1100 FAX:06-6914-1101 |