2年目症例発表会 今年も開催~学ばされました~
ワールドカップで盛り上がった2022年12月、夜中にTVの前で「よっしゃあ!」と心の声をあげていた自分を思い出しながらこの記事を書いています。コープおおさか病院の2年目職員は症例発表会に向けてそれどころではなかったんだろうな。
さる12月17日に2年目職員症例発表会が無事に開催されました。12名の看護師、セラピストの発表を聞かせていただきました。みんな先輩に相談しながら、何度も練習と修正を重ねてしあげた発表だけあってしっかり伝えられていたと思います。
今年の発表会を通して、わたしの印象に残ったキーワードは2つありました。①「多職種連携」と②「退院支援を見据えた看護目標」です。①の理由は、連携といえば院内や介護事業所に向けたものをイメージしがちですが、いくつかの症例の中に診療所や訪問診療に対しての連携があったからです。これこそ地域包括ケアシステムの一端を担っている証明だと思いました。②は、看護師は在宅生活や家族からの情報もふまえて看護目標や計画を立てます。リハビリも同様です。ただ、これが相互に共有されているか疑問に思えたからです。入院における退院支援のリーダーは看護師だと考えています。リハビリはこれに合わせて目標を立てる必要もあると思います。カンファレンスなどで口頭での情報交換はしていているのですが、本当の意味で連携できているか。追求していかなくては、と学ばされた発表会でした。
みなさんお疲れさまでした。そしてありがとうございました。
2022年12月22日
理学療法士 阿部広和