総合診療専門研修(後期研修)
コープおおさか病院は総合診療専門研修プログラムの基幹施設です。
3年間の研修プログラムで中小病院の特徴を活かし地域医療を研修できます。当院の特徴は、急性期病院と在宅の間を担い、
回復期リハビリテーション病棟や地域包括ケア病棟でのリハビリテーションなど切れ目のない医療の提供を行なっています。
※総合診療専門医研修(募集2名)2024年度研修基幹病院取得
研修プログラム8つの目標
- 中小病院として幅広い疾患を受け入れ、患者の疾患や医療ニーズに応じて、最適な医療を提供できる知識学び経験を積むことで、地域医療の軸として活躍できる総合診療専門医を養成する。
- 外来・救急・病棟・往診などの日常診療から標準知識に基づいた診断・治療・予防・患者説明を学び、医療資源の有限性を理解した上で医療の質を重視する診療を実践できる医師を養成する。
- 急性期・回復期・亜急性期・療養など地域が持っている強みを活かし、地域全体で患者を診る視点を養う。かかりつけ医や急性期病院、介護施設、自治体などとバランスよく有機的に結びつき医療・介護・福祉の「ハブ」的な役割を担う医師を養成する。]
- 病院内だけではなく、多職種や地域包括支援センターなどとも垣根無く相談しあえる関係を築くことで、地域の中で柔軟で弾力性の高いチーム医療を実践し、患者中心の地域医療を行う医師を養成する。
- 多職種で行う歯科治療や口腔ケア、摂食嚥下の取り組みを学び、医科・歯科の連携を中心的に担う医師を養成する。
- SDH(健康の社会的決定要因)を視野に入れ、疾患や身体機能だけではなく患者を全人的に捉え「患者の生活の声を聞く」医療を実践することで、貧困と格差、超高齢社会に立ち向かう無差別・平等の医療・介護を担う医師を養成する。そして、地域医療の「最後の砦」として患者のいのちとくらしを守る医師としての人格を涵養する。
- 医療福祉生活協同組合の組合員とともに健康チェックや体操、熱中症訪問など保健予防活動に携わり、子ども食堂やたまり場(組合員が集う施設)への参加を通じて、医療現場に留まらない「地域まるごと健康づくり」に取り組む医師を養成する。
- 社会や時代の変化に適応し、絶えざる自己研鑽を重ねながら、地域で生活する人々の命と健康に関わる幅広い問題について適切に対応する。そして、臨床研究を通じ日本・世界の病院総合診療分野の発展に寄与できる医師を養成する。
研修ローテート案
大阪家庭医療・総合診療センター(OCGFP)との連携
大阪家庭医療・総合診療センター(OCGFP)は、複数の家庭医療教育診療所と総合診療科・ERの充実した中小規模病院を持ち、他科研修においても大阪府下でも指折りの研修施設と連携しています。3年間を通じて診療所での外来・訪問診療を継続することにより、地域に根ざす家庭医・総合診療医として成長できることが特徴です。
参加医療機関
大阪医科大学付属病院(高槻市)、西淀病院(大阪市西淀川区)、耳原総合病院(堺市)、東大阪生協病院(東大阪市)、ファミリークリニックなごみ(大阪市淀川区)、ファミリークリニックあい(大阪市淀川区)、たいしょう生協診療所(大阪市大正区)、はなぞの生協診療所(東大阪市)など
研修医の処遇
- 身分:常勤医
- 給与:月額449,000円(卒後3年時、手当含む・賞与除く)
応募資格
2年間の厚生労働省指定の初期臨床研修を終了(見込み)した医師